中国富裕層ウインタースポーツブーム本格始動

中国富裕層ウインタースポーツブーム本格始動

北京冬季オリンピックとワールドスキーアワード

日本に住んでいるとあまりにも当たり前になったスキーやスノーボードなどのウインタースポーツは中国富裕層の巨大消費を生み出す起爆剤になります。

まず、中国は気候的に乾燥した大陸性気候で降雪量が限られています。北京を含めた中国の北部エリアは冬季の十分な低温を兼ね備えているのでウインタースポーツの下地はあるのですが雪がないためスケートが中心になっていました。

その結果、経済発展した現在、スキー・スノーボードは屋内ウインタースポーツ場の大発展を生み出しました。その証拠としてワールドスキーアワードの屋内スキーリゾート部門でドバイと中国でトップ3を占めています。

ここへ来ての北京冬季オリンピックの開催です。開催期間は2月4日から2月20日までとなっていますが、このオリンピックが契機となり現在極端な富裕層に愛されているウインタースポーツのすそ野が中間富裕層にまで広がるのは目に見えています。

当然この新しい消費者層はウインタースポーツ用品を持っていません。新規で購入しなければなりません。中古を買おうにも中古市場のストックさえ貧弱です。

スキーを教えるインストラクター人材にも需要が激増するでしょう。我こそはと思う人はインストラクターとして大陸進出することもできるでしょう。中国スキーリゾートのオーナーは英語圏の方が多いので中国語に加えて英語もできると強いですね。

新富裕層は屋内スキーリゾートに行った後考えることは本物のスキー場、海外のスキー場に行くことです。この時目が行くのは日本でしょう。ルスツリゾートの評価はワールドスキーアワードでも証明されています。新しいスキーリゾートホテル部門では世界トップ3の2つを占めています。

この世界的に有力なインフラを活かすためにもコロナの終息が待たれますが、それ以上に重要なのは終息後に向けた情報収集と周到な準備に他なりません。

GBCJ中国語学院