論語は世界三大聖人の一人孔子の教えを弟子が書き残し後世に伝えたものです。
世界三大聖人イエス・キリスト、釈迦、孔子この三人の教えは皆弟子が書き残したものという共通点があります。
奇しくも西アジア、インド、東アジアとアジアに降りたこの三人により人類の叡智というべき教えが伝えられました。
この地球において大切な教えを学べる書物のひとつ論語は、よりよい生活を送るうえであなたの指針となってくれます。
私自身も論語に助けられたことが数えきれないほどあります。
論語の教えは考え方を導いてくれる、生活の知恵を超えるものです。
今回、論語に取り組むことができることに感謝しまして、皆さんと聖人孔子の教えを共有いたします。
论语
学而第一 (学而編)
子曰。「学而时习之,不亦悦乎?
書き下し文
子(し)曰(い)はく、「学(まな)びて時(とき)に之(これ)を習(なら)う。亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
現代語訳
先生が言われた、学んで時を定めて復習する。とても素晴らしいことではないか。
有朋自远方来,不亦乐乎?
書き下し文
朋(とも)有(あ)り、遠方(えんぽう)より来(き)たる。亦(また)楽(たの)しからずや。
現代語訳
友が遠くより来る。とても楽しいことではないか。
人不知,而不愠,不亦君子乎?」
書き下し文
人(ひと)知(し)らずして慍(いきどお)らず。亦(また)君(くん)子(し)ならずや。」と。
現代語訳
他人が自分を知らなくても怒らない。とても君子ではないか。
この「学而时习之」には留学時とても助けられました。
正直、勉強が得意とは言えない成績を残してきた私が、こと中国語学習に至っては人より抜きんでることになったとても恩ある教えです。
勉強は楽しいことばかりではありません。ましてや、勉強が軌道に乗ったということは毎日淡々と同じことを繰り返すルーティーンが出来上がったということに他なりません。
そんな時私は「学而时习之」を思い出し、こう繰り返し唱えるのです。因该「不亦悦乎?」呢吧 と。
学習のポイントというのは習慣の定着に他なりません。その定着を図るためには自らに暗示をかける作業は必須になります。
勉強が大変というのも、もちろん自己暗示にすぎません。
勉強が大変って本当ですか?
鬼滅の刃の炭治郎のように炭を売りに山から街に出るのが楽ですか?
イスラエルやパレスチナの子供のように迫撃から逃げ惑う方が簡単ですか?
ちょっと子供向けになってしまいましたね。
では、大人向けに。
勉強は徴兵されて戦地に赴くよりも大変ですか?
奴隷として捕らえられて強制労働させられる方が楽ですか?
そんなことないですよね。
この地球上で勉強は作業として楽な部類に入ります。
ましてや、日本で勉強するのならば寒ければ暖房を入れたり、暑ければエアコンをかけたり、至れり尽くせりです。
しっかり、学んでいきましょう。
いちから!中国語会話