今回からは少しずつGBCJ中国語講座のテキストを公開していきます。GBCJ中国語学習方法のエッセンスを凝縮したものなので、プラスになると思ったところはどうぞ学習に生かしてください。
中国の標準語「プートンファ(普通话)」
日本の約26倍の国土を持ち、56民族が暮らす中国では、地域や民族により異なる方言・言語が使われています。
92%を占める漢族の言葉だけでも東北方言、上海語、広東語、福建語などがありその違いは互いにコミュニケーションがとれないほどです。そのため標準語となるプートンファ(普通话)がつくられました。
中国語の基礎
文の構造
中国語は格変化や時制による動詞の変化、動詞の活用も無く学びやすい言語です。語順と言葉の組み合わせで簡単な文章が作れます。
まずは簡単な組み合わせを覚えていきます。そして次の目標はその簡単な組み合わせを練習で使っていくことです。
表音記号「ピンイン(拼音)」
中国語の漢字の発音をアルファベットで表記したものです。ローマ字の日本の発音とは違います。
ローマ字の日本語発音とは違いますが最初は間違っていてもどんどん発音することをおすすめしています。
母音
単母音
a 日本語の「ア」の音に近いけれど、アの音よりもさらに口を大きく開けて発音します。
o 日本語の「オ」の音に近いけれど、オの音よりも口を丸く大きく開けて発音します。
e 口を軽く開けて「エ」の形をつくります。そしてのどの奥のほうに力を入れて「オ」の音を発音します。
i 日本語の「イ」の音に近い音ですが、イよりも口を左右に大きく開いて発音します。
u 日本語の「ウ」より口先を尖らすようにして、喉の奥から息を出すように発音します。
ü 口先を尖らすようにして「ウ」の形をつくって「イ」の音を出して発音します。
子音
「有気音」と「無気音」を意識して発音する
「有気音」は息をためて子音を発音した後に、母音を発音します。
「無気音」は息をためずに子音を発音した後に、母音を発音します。
※例bo(無気音)とpo(有気音)の場合、口の形は同じですが息の吐き出し方が違う発音になります。
bo(無気音)日本語の「ボ」と「ポ」の中間の音ですが、「ボ」のほうを強めに意識して発音します。
po(有気音)日本語の「ポ」を強くはっきり勢い良く発音します。ためた息を一気に吐き出すように発音します。
fo 英語のFのように下唇を軽く噛んで「フォ」と発音します。
mo「ンモ」に近い発音になります。
de(無気音)「ド」と「ト」の間の音です。息を軽めに出すように発音します。
te(有気音)日本語の「ト」と「トゥ」を混ぜたような音に聞こえます。ためた息を一気に吐き出すように発音します。
ne 日本語の「ンナ」に近い音に聞こえます。ちょっとためてナの音を出すように発音します。
le 日本語の「ラ」と「ル」を混ぜたような音に聞こえます。
ji(無気音)日本語の「ジ」の音に近い発音になります。息を軽く出して発音します。
qi(有気音)日本語の「チ」を更に強くはっきり勢い良く発音します。ためた息を一気に吐き出すように発音します。
xi 日本語の「シ」に近い口を左右に大きく開けて発音します。
ge(無気音)日本語の「ゲ」と「グ」を合わせたような音です。
ke(有気音)日本語の「ケ」と「ク」を合わせたような音です。ためた息を一気に吐き出して発音します。
he 日本語の「ハ」に近い少しかすれたような音になります。喉の奥で発音します。
zi(無気音)日本語の「ズ」に近い音になります。息をゆっくり出して発音します。口は左右に大きく開きます。
ci(有気音)日本語の「ツ」ような音に聞こえます。ためた息を一気に吐き出すように発音します。
si 日本語の「ス」のような音になります。口は左右大きく開いて発音します。
zhi(無気音)舌をまいて上に反らし発音します。かすれた「ヂ」の音に近いです。下を上あごに当てて空気をためて舌の上に隙間をつくり発音していきます。
chi(有気音)舌をまいて上に反らし発音します。かすれた「チ」の音に近いです。下を上あごに当てて空気をためて舌の上に隙間をつくり一気に強く発音していきます。shi 日本語のかすれた「シ」のような音になります。舌と上あごで隙間をつくり発音します。
ri 日本語のかすれた「リ」のような音になります。舌と上あごで隙間をつくり発音します。
今回はピンインの説明を中心にGBCJ中国語教室のテキストをご紹介しました。ピンイン学習のコツは一週間に一度復習して音のずれを修正することです。どうぞこのテキストを発音の復習に繰り返し使ってください。